10月3日UPDATE:お陰様でこの講座は定員に達し、満席となりました。沢山のお申し込み、ありがとうございました。
コロナで2年半も中断となっていました「山田均先生のタイ語入門講座」がついに再び開催されます。
10月8日(土)〜9日(日)の2日間、タイ語の基礎を楽しく習得しましょう。
タイ語を勉強してみたかった方、基礎を見直してみたかった方、是非この機会にお申し込みください!
山田均先生のプロフィール
Yamada Hitoshi, Ph.D.
武蔵野大学教授 / 学外学修推進センター長
1983年 早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。サンスクリットを長柄行光師に、東洋学を福井文雅教授・天台宗勧学に師事。仏教学を平川彰教授に、タイ研究を石井米雄京大教授に師事。タイ留学中クメール碑文をウライスィー・ウォーラッサリン シラパコーン大学教授に師事。論文『タイ仏教僧団の研究』により小野梓記念学術賞。日本学術振興会バンコク研究連絡センター長、名桜大学国際学群教授など歴任。宗教学者。浄土真宗本願寺派僧侶。『タンマユット派の研究』により文学博士。好きな動物はしゃむねこ。
【タイ語学習に関する主な著書】
タイ語のかたち(2002年 白水社)
キーワードで覚える! やさしいタイ語会話(2004年 ユニコム社)
NHKテレビ アジア語楽紀行 旅するタイ語(2006年 日本放送出版協会)
タイ語の耳(2006年 白水社)
タイ語の目(2006年 白水社)
等多数
講座の内容
これまで山田先生が大学等で行ってきた講義のうち、タイ語の入門編に相当するものをギュッと凝縮したかたちで学ぶことができます。
具体的には、
- 発音、音の組織
- 文法
- 基本的な単語
この3つを柱に、基本的なこと、本質的なことを2日間 合計15時間という短期集中型で学びます。
この講座を受講すれば、初めてタイ語を勉強する方でも、タイ語の基礎を2日間で学ぶことができます。
なお本講座ではタイ文字は扱わず、すべて発音記号を用いて学びます。
(タイ文字については、この講座を受講された方の次のステップとしての「タイ文字講座」を後日開催予定です。)
「へ〜、そうだったのか!」の連続
山田先生の授業はタイ語のきちんとした基礎がつくれるだけには終わりません。
「へ〜!」の連続でとにかく面白いです。
例えばこのようなお話が散りばめられながら講座は進んでゆきます。
【例:その1】
助動詞について
「これから〜しようとする」という意味の「チャ」。これは漢字で書くと「将」。
漢文で習った人もいるかもしれませんが、「将(まさ)に〜せんとす」の「将」で、物事がこれから起ころうとしてまだ現実化していない状態、を表します。
その反対は「ダイ」。漢字では「得」。
「〜することを得たり」という意味で、つまりダイというのは、物事がすでに現実化した状態、を表します。
「トン」は「当」で、漢文読みだと「当(まさ)に〜すべし」。
現代語だと「〜しなければならない、〜に違いない」ということですね。
【例:その2】
「アソーク」はサンスクリットの「アショーカ」ですね。仏教の大スポンサーとなった古代インドのマウリヤ朝のアショーカ王のアショーカと同じ。
「ア」は否定を表す接頭語、「ショーカ」は憂いや悲しみのこと。つまりアソークは「憂いがない」ということ。
このような興味深い話、目から鱗の知識を沢山聞けるのが、山田先生の授業ならではの醍醐味。
タイ語の成り立ちがわかることで、タイの文化や歴史が見えてくる。
タイ語を少し学んだことがある方も、そうでない方も、新たな発見・気づき・なるほど!に満ち溢れた楽しい週末になるでしょう。
前回の講座の様子
前回2020年2月に行われたこの講座には、総勢12名の方が参加されました(お申し込みは15名ありましたが、コロナが猛威を奮い始めた矢先で、3名の方はキャンセルとなりました)。
そもそもタイ語とは言語学的にはどのような言語なのか。タイ族はいつ頃どこからこの地にやって来たのか、といった話からまず入り、そのあと発音や文法についての講義へと突入しました。
講義が進むにしたがって、タイ語そのものだけでなく、タイの文化・歴史、さらには周辺国との関わりなどがどんどんわかってゆく知的興奮が教室をつつんでゆき、質問もどんどん飛び交うようになりました。
2日目の講義終了後は、自由参加の打ち上げで、スクンビット33のイサーン料理店で乾杯。
15時間のハードな勉強をやり遂げた者同士、お互いに戦友のような気持ちが生まれ、楽しい打ち上げとなりました。
以下、前回受講された方々のご感想です。
【前回受講者の声】
・タイ語はまったく勉強したことがなかったので心配でしたが、楽しく学べました。タイ語のなりたちや単語の由来なども楽しかったです。次回はタイ文字講座にもチャレンジしたいと思います。
・初めてタイ語を勉強し、ついていけるか不安でしたが、非常にとっつきやすく解説していただき、頭にすっと入ってきました。参加して本当によかったと思いました。
・2日間15時間の長い講座でしたが、時間を忘れてしまうくらい楽しく学べました。これまで独学で勉強してきましたが、その前にこの講座に出会いたかったです。
・ホワイトボードに書かれる図がとてもわかりやすかった。2日間で15時間耐えられるか不安でしたが、飽きることなく受講できました。
・以前タイ人の先生について数ヶ月習ったことがありますが、なぜそうなのか?という点について、このように詳しく教えて頂いたことはなかったので、いろいろと腹に落ちました。単語の由来やなりたちなど、他ではなかなか聞けない話も多く、2日間大変濃い内容の講座をありがとうございました。
・これまで独学でやってきて、母音や子音や声調の発音がうまくできず、タイ語に対する拒絶反応がありましたが、それがだいぶ克服できたように思います。
・長年タイに住んでいますが、改めて基礎をみなおすことができ有意義な時間となりました。語源の話はとても興味深かったです。あとは自分の頑張り次第かと思います。今度はタイ文字講座も参加してみたいです。
・タイ語の説明以外にタイの歴史なども話もきけて、大変勉強になりました。また、自分は文法についてきちんと教えてくれる場を求めていたので、大変ありがたかったです。
スケジュール・会場・受講料・お申込み方法
日時:
2022年10月8日(土)〜10月9日(日)
初日 9:00-19:00 / ランチ休憩・小休憩あり
2日目 9:00-16:00 / ランチ休憩・小休憩あり
(終了時間は講義の進行次第で多少前後します)
2日目の講座終了後に自由参加の打ち上げあり
会場:
CNC Residence, 6th Floor, Conference Room
Sukhumvit 33(下記地図参照)
受講料:
お一人様5,000バーツ / 初日の朝に現金にてお支払い
定員:
最大15名(お申込み者多数の場合、先着順とさせて頂きます)
お申込み方法:
・「氏名」をご記載の上、参加希望の旨をメールにてお送り下さい。
※もしご勤務先名義で領収書をご希望の方はご勤務先名と会社住所もご記入下さい。
またご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
連絡先
担当:石川商事 石田
seminar@ishikawashoji.com
お申込み、お待ちしております。
山田先生にきいてみたバンコクの地名の意味・由来
「おしえて!しゃむねこ先生」はこちら!
http://www.ishikawashoji.com/ishikawa-news/teach-me-history/